TRYING TO GET TO YOU 日曜午後のピースフルなひと時、シカゴの栄光

毎週日曜14時からの..

TRYING TO GET TO YOU 日曜午後のピースフルなひと時、シカゴの栄光

毎週日曜14時からの山下達郎さんのラジオ「サンデーソングブック」を欠かさず聴いています。主に50年代から80年代中期のオールディーズ洋楽を、達郎さんのマニアックな選曲で聞かせてくれるラジオ番組ですが、私は特に洋楽マニアというわけではなく、「いい曲だな~」程度に聞き流してします。

しかし、あまりの感動的な素晴らしい楽曲との出会いに、アルバムを探しまわって買い求めることが稀にありますシカゴソウルの重鎮と言われるユージン・レコードの「TRYING TO GET TO YOU」(シングルタイトル、アルバムも同名)がまさにそれです。

「これよ~やく出ました」という達郎さんの解説でかかったこの曲、私はそれまで、日曜昼に最も似合う曲は達郎さんが番組エンディングでカバーしているThe Young Rascalsの「GROOVIN’」だと思っていました。しかし、TRYING TO GET TO YOUののんびりゆったり感、ピースフルな雰囲気はそれを上回るものがあり、こんな飛び抜けた名曲があるのかと涙がでる思いでした。

アイチューンズも他の音楽配信も大して利用しない、ましてやCDなんて年に1枚買うか買わないかの私が何がなんでも欲しいと感じ、早速ネット通販で探したのですが、見当たりませんでした。

さらに調べてみたところ、タワーレコードの限定販売で、各店既に売り切れが出ていて、私は残っていた家からかなり遠い大阪難波店で取り置いてもらい、何とか手に入れることができました。買ったのが閉店間際でカーステレオを聴いたのは夜中でしたが、1曲めのTRYING TO GET TO YOUがリマスターの美しい音源で社内に響いた時、最初に聴いた時以上の感動が溢れました。

この曲に限らずアルバムのユージン・レコードの楽曲はどれもまろやかで優しさがあって、他のソウルミュージックではちょっと感じ取れない独特な平和さを味わえるところが大好きです。

ライナーによるとこのアルバムはセールス的には全然振るわなかったということですが、隠れた名盤すぎる名盤です。

達郎さんはシカゴソウルの名曲を褒めるとき「シカゴの栄光が目の前に広がります」という文言をよく使われるのですが、マニアでなくとも楽曲から何となくその言葉の雰囲気は感じ取れます。こんな素晴らしい楽曲、アルバムと引き合わせてくれた達郎さんに感謝です。