8月
19
心癒される音楽「アヴェ・ヴェルム・コルプス」
この曲を初めて意識したのは、ゴスペルのコンサートでした。
コンサートで歌われたわけではなく、コンサート終了後に会場に流れたのがこの曲でした。
コンサートの余韻の中で聴いたメロディは、どこかで聴いたことがあるような気がするものの、タイトルなどは思い浮かばず「讃美歌かしら…」などと思っていました。
その後、たまたま観ていたテレビの音楽番組で、この曲が取り上げられていました。
その時初めて、モーツァルト作曲の「アヴェ・ヴェルム・コルプス」という曲なのだということを知りました。
とても気に入ったのでCDを探し購入しました。
3分50秒ほどの短い合唱曲です。
モーツァルトが亡くなる半年前に作られた作品で、礼拝のミサのために書いたそうです。
だから、讃美歌のように感じられたのかもしれませんね。
ゆったりと穏やかな音楽で、合唱の響きが心を包み込んでくれるようです。
短い曲なので、聴くときはリピート機能を使って繰り返し聴いています。
幼少のころから天才と言われながらも、順風満帆とは言えない波乱万丈の生涯を送ったモーツァルトが、晩年どのような気持ちで音楽と対峙していたのかはわかりません。
でも、この曲を聴いていると、「神に選ばれし者が作り出した音楽」というような美しさと深さを感じます。
モーツァルトには有名な大曲が多すぎて、それほどメジャーな曲ではないかもしれませんが、合唱曲として長く愛されてきた曲のようです。
心がちょっと疲れていると感じたときなど、この曲を聴くと癒されます。
私にとっては大切な曲です。
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