THE BEST Love Winters

ちょっと古いですが、..

THE BEST Love Winters

ちょっと古いですが、冬になると聴きたくなる男性シンガーの代名詞は槇原敬之、女性シンガーは広瀬香美ではないでしょうか。
90年代後半になると、宇多田ヒカル、椎名林檎をはじめ、多くの女性ボーカルシンガーが生まれますが、その筆頭に立っていたのは広瀬香美です。
彼女は高い歌唱力と若いながらに優れた作曲力で、恋心やポジティブな歌を歌ったシンガーです。
1998年に発売されたアルバム『THE BEST LoveWinters』は「愛があれば大丈夫」という高らかな広瀬香美の歌声から始まります。
その突き抜けた歌い方から、少し驕っている女子の価値観の歌詞でも、音楽にのせられてしまう。
聴き手を飲み込んでしまう力があります。
すごいのは歌詞や歌い方に関してだけではないです。
アルバム7番目の『真冬の帰り道』という楽曲では、イントロはワクワクさせるような出だしですが、Aメロに向かうにつれて緩んでいきます。
そこからまた盛り上がってサビには最高潮に達します。
このように、カラオケで盛り上がりやすJ-POP向きの曲の作りは計算して作られています。
広瀬香美自身、小学生のころから作曲をはじめ、国立音楽大学の作曲科を卒業後、ロサンゼルスで音楽のトレーニングをして楽曲作りに命を注いでいました。
そのためか、時代が流れて、今聴いても、古さを感じさせません。
切ないメロディの中に感じる強い意志、口ずさみやすいフレーズや女の子の心情をそのまま切り取った歌詞は、冬の帰り道にぴったりなアルバムです。